特産品研究レポート②鹿児島の袋入りラーメン研究を発表しました
まん防でも自宅で楽しめる人気店のラーメン!
中小企業・小規模事業者の経営支援を行う鹿児島県商工会連合会(会長 森義久)が運営するかごしま特産品市場「かご市」の調査研究チーム「かごしま特産品研究所」が、コロナ禍で売行き好調な袋入りラーメンについて調査しました。
まん防の延長で自宅調理が増えた今、「人気ラーメン店の味」を自宅で手軽に楽しめるなど、地元の方にもお買い求めいただいているご当地袋入りラーメンをずらりとご紹介いたします。
▶コロナ禍でのテイクアウト以外の食生活の一端、ぜひご取材ください。ご興味をお持ちいただけたらお気軽にお問い合わせください。
※お問い合わせ先は一番下に記載。
⬛鹿児島袋ラーメン研究 目次
1:鹿児島のご当地即席ラーメンに共通するのは「地域食材のうまみスープ!」
2:軽さは即席揚げ麺、店舗ブランドに多い生中華麺タイプは本格さが魅力!
3:県内各地、多彩な袋入りラーメン。
⬛袋入り鹿児島ラーメンマップ
~旨みにあふれ出汁化可能な地域食材系の即席ラーメン
かごしま特産品市場「かご市」で取り扱う袋入り鹿児島ラーメン12商品を分類すると下記のマップのようになりました。
◯麺の状態で「即席油揚げめん」と「生・半生めん」と大きく2つに分けられます。
◯商品コンセプトとして、県内各地の食材を取り入れたご当地の「地域食材系」と、鹿児島ラーメンの著名な店舗による「店舗ブランド系」に分けられます。
◯地域食材系のうち即席油揚げめんは、地域独自の食材からスープをとっており、鹿児島は出汁・スープとなる旨み豊富な食材が存在する地域性も背景の一つと考えられます。
◯店舗ブランド系はすべて生麺(生中華めん)であり、より「お店の味に近いことを」を重視。さらにスープも粉末ではなく液状です。
⬛即席油揚げめんと生中華めん、どっちがいい?
~生中華麺タイプはより本格的な味が魅力
重量比較では、人気ラーメン店に多い生中華めんタイプは即席めんタイプより4割重く、
・めん自体の水分含有量が多い
・味の本格感を求めてスープが液体
といった理由があるようです。この組合せがよりお店の味に近づく秘訣なのかもしれません。
一方即席めんの魅力はその軽さ、お土産にぴったりな重量感です
ちなみに、今回最も重かったのは「豚とろ」の生中華めんタイプ。めん・スープに加え、豚とろの特徴である「チャーシュー」が入っていることがその重さの理由。お店のラーメンの再現度にこわだっていらっしゃるかのようです。
かご市では「県外に住む子ども/孫に送る」というご利用が見られる「豚とろ」ラーメンですが、チャーシュー入りのたっぷり感も選ばれている理由かもしれません。
ご家族それぞれの好みのラーメン店の商品を1つづつ購入されるお客様もいらっしゃり、国民食と言われるラーメン人気と好みの味へのこだわりが感じられます。
⬛鹿児島の袋入りめん、どこのもの?
~地域色いろいろ、食べ比べるおもしろさ
さすが国民食ともいわれる人気高いラーメン、県内さまざまな地域に立地する店舗や各地ゆかりの食材使用した袋入りラーメンがありました。
食材の風味をスープにしたものや各店舗独自の味が楽しめるもの、食べ比べてみるとさらにおもしろさ倍増です。
〔地域食材系〕
出水市:赤鶏
いちき串木野市:まぐろ
指宿市:かつおぶし
薩摩川内市(甑島):きびなご、あおさ
曽於市:薩摩黒鴨
県全体:黒豚
〔店舗ブランド系〕
鹿児島市:豚とろ、小金太、ざぼん
指宿市:たけとら
志布志市:マルチョン
⬛参考:今回の研究対象商品情報
今回はかごしま特産品市場「かご市」で販売中の下記袋入ラーメンを研究対象といたしました。
●本調査の対象とした袋入りラーメンは、天文館「かご市」店舗にてお買い求めいただけます。
⬛かごしま特産品研究所について
鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。
①特産品のトレンドや利用方法の調査・研究
②特産品の特長や購入者の調査・研究
③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究
所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:鳥丸亮(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)
詳しくはこちらから。
⬛本件のお問合せ先
かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
HPから:スタジオK問い合わせ窓口より
お電話で:099-203-0477
※月~金9:00~18:00