かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑮ブームの影響⁉売上伸びるさつまいも菓子の特産品

かごしま特産品研究所では、10月13日の「さつまいもの日」に合わせ、さつまいもを使った特産品の動向を調査いたしました。

ご存じの通り鹿児島はさつまいもの一大生産地。ではあるものの、サツマイモ基腐病により、特産品製造を行う事業者からはさつまいも原料の仕入れが不安定になっているという話も聞こえてきます。

そんな中でも、昨今のさつまいもブームもあり注目が集まり販売好調なさつまいも菓子。10月13日のさつまいもの日に合わせ、ぜひご取材くださいませ。

===トピックス===========================
1:鹿児島県は生産量№1
2:10月はさつま芋シーズンの開始月
3:かご市でも販売増!
4:さつまいも菓子9タイプ
===かご市・さつまいもフェア=================

かごしま特産品市場・かご市@天文館では、さつまいもの日に合わせ、さつまいも菓子を集めた「さつまいもフェア」を開催します!
期間:10月1日~31日
※売行により終了が早まることがあります。

1:鹿児島県は生産量№1

鹿児島はさつまいも生産の代表県。全国で生産されるさつまいもは68.7万トン(R2)。そのうち鹿児島県では21.5万トンが生産されており産出額は140億円となっており、都道府県別では最大のさつまいも生産量を誇ります。

2:10月はさつまいもシーズンの開始月

秋~春がさつまいも商品最盛期

秋、さつまいもが収穫されると生のさつまいもや焼き芋、それから干し芋や芋けんぴなど、今年のさつまいも商品が売場に増えていきます。特にさつまいも菓子は「旬」商品、秋から春にかけてが、もっとも品揃えが充実しており、売上も高い期間です。※かご市2019~2021年データ

3:かご市でも販売増!

さつまいも商品は年々売上増、
特産品にもさつまいもブーム⁉

さつまいもシーズンの10~3月の販売状況をみると、年々売上が増えていることがわかります。

鹿児島でもさつまいも専門店ができたように、今は全国的にさつまいもブームと言われており、さつまいも商品への注目が高まり、購入が増えているものと考えられます。

4:さつまいも菓子9タイプ

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●かごしま特産品研究所について
鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。
①特産品のトレンドや利用方法の調査・研究
②特産品の特長や購入者の調査・研究
③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究
所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:満留玲子(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

●本件のお問合わせ先
かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
HPから:STUDIO K問い合わせ窓口より
お電話で:099-203-0477
※月~金9:00~18:00

かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑭9/19は敬老の日、長寿の願いを海老の特産品で

かごしま特産品研究所では、9月19日の敬老の日に合わせ、海老を使った特産品の動向を調査いたしました。

鹿児島ではタカエビ、伊勢海老などの海老が水揚げされており、「鹿児島の味」の一つとなっています。

海老が独特の旨みからいろいろな特産品で活用されていること、その売上が増加傾向にあることがわかり、その要因分析を行っています。

健康長寿の願いを込めた海老の特産品を、敬老の日に合わせてぜひお取り扱いください。

===トピックス===========================
1:海老は健康長寿のシンボル
2:鹿児島は海老の宝庫
3:売上伸びる海老系商品
4:海老のおかず、調味料、つまみ
===プレゼント・発送===========================
かご市では、海老の特産品を含め、敬老の日向けのオリジナルのプレゼントを作ることも可能です。手渡し用のギフトボックス、発送用の宅配発送も可能ですので店頭でお尋ねください。※ギフトボックス、宅配便送料は有料。

1:海老は健康長寿のシンボル

長寿の願いをおめでたい赤い色に込めて。

「海老」の名に「老」という字が使われるのは、腰が曲がっていてひげが長い海老の特長が年配の方のように見え、腰が曲がるような年代まで長生きできますように=「健康で長寿」という願いを込めて、年始のおせちに海老が用いられるようになりました。

また火を入れると姿が赤く染まることから、「紅=めでたい」として、おめでたい場に欠かせない食材としても使われています。

その他脱皮を繰り返すことから、成長や新しい生まれ変わりという意味も持ち、総じておめでたい意味合いで使われるのが海老です。

2:鹿児島は海老の宝庫

タカエビ、伊勢海老、クルマエビ、ナミクダヒゲエビ。
鹿児島でも様々な種類の海老が水揚げされています。

【タカエビ】別名「薩摩の甘えび」とも呼ばれ、お刺身や焼き海老はお雑煮のお出しにも。
【伊勢海老】全国6位の漁獲量(2019年)で、阿久根市や肝付町で伊勢海老祭りも開催。
【クルマエビ】養殖場が鹿児島県内各地に。奄美大島や甑島など離島でも。
【ナミクダヒゲエビ】錦江湾でしか獲れない希少な海老で甘くトロっとした食感。

3:売上伸びる海老系商品

海老を使った商品点数も増加。
鹿児島県内各地から特産品が集まる「かごしま特産品市場・かご市」では、海老を使った特産品も取り扱っています。

その売上は2019年度から売上増が継続。理由としては、下記の理由があるのではないかと考えています。

1)商品点数の増加
特産品の原料に海老を使う商品が、
2019年5点→2020年8点→2021年11点と増加したこと。
新しい特産品原料として、メーカーからの注目が集まっているのかもしれません。

2)コロナ禍でおうちでの食に注目
自宅での料理に変化をつけるため、スーパー等では見られない地元ならではの特産品が選ばれた可能性が考えられます。

4:かご市の海老商品

【たか海老餃子】
タカエビを丸々一尾つかった贅沢な餃子。海老のおだしが餃子の皮に包まれて、お口の中でうまみがはじけます。赤い尻尾が見えるのも海老感満点。
 →㈱照照(鹿児島市)@1000

【冷凍タカエビ】
一尾づつ凍結された袋入り冷凍タカエビ。必要な分だけ取り出して使えるので、少量使うのに便利。
 →みちしお水産(南さつま市)@850

【干したか海老】
干したタカエビの頭。頭ならではのしっかりとしたコクがある出汁がとれます。
 →㈱照照(鹿児島市)@378

【焼海老焦がし醤油】
阿久根産タカエビの旨みが辣油に溶け出して、焦がし醤油の香ばしさがお料理のアクセントに。
 →㈱下園薩男商店(阿久根市)@540

【海老ごま油】
タカエビの旨みが溶け出したごま油。とろりと一滴垂らしてお料理の仕上げに。
 →㈲ケイズコーポレーション(鹿児島市)@864

【焼えびめんつゆ】
焼海老と鰹節のダブルの出汁が効いためんつゆ。ふだんとは一味違うめんつゆ。
 →㈱丸八(鹿児島市)@360

【竜宮城のおつまみ】
タカエビを釜炊き海塩でほんのり味付けして干したもの。大き目の海老で満足感あるおつまみ。
 →㈱照照(鹿児島市)@335

【薩摩海山煎餅 えびしっぽ】
海老をごろんと置いて焼き上げたお煎餅。海老の仮とした食感とうまみで、おつまみ的な仕上がり。
 →まるじゅ本舗(阿久根市)@120

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●かごしま特産品研究所について
鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。
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③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究
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研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

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かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
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お電話で:099-203-0477
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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑬真夏の売行ランキングとその傾向

かごしま特産品研究所では、7・8月=夏の観光・帰省シーズンにおける特産品の動きについて調査・分析を行いました。

特産品の売れ行きを見たところ、通年ランキングとは違う、「夏ならでは」商品が売行ベスト10にランクインするなど、季節変動が特徴的に表れる商品があることがわかりました。

また2年以上に及ぶコロナ禍で、特産品の県外発送が増え定着しつつあることなどの傾向もみられるレポートです。

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1:かご市からの県外発送急増中
2:奄美の「ミキ」は夏場がピーク
3:県内各地の夏果実「パッションフルーツ」が人気
【参考】7・8月売行ランキング
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1:かご市からの遠方発送急増中!
長引くコロナ禍で特産品の県外発送は増加基調!

宅配便を利用して、かごしま特産品市場「かご市」から特産品を箱詰めして県外発送する「かご市便」の利用件数は、7・8月で右図のように昨年急増しました。

2020年はコロナ初の夏、まん防等の影響で、来店客数が減った時期にも関わらず件数は2019年レベルを維持。

そして来店が戻り始めた2021年の件数は1.5倍と急増、今年2022年もその傾向は継続中です。

帰省できない方への特産品発送をきっかけに、「特産品を親しい人に贈る」行為が定着しつつあるようです。

2:奄美の「ミキ」は夏場がピーク!
「ミキ」は県民のみならず観光客にも人気

奄美の伝統的発酵飲料である「ミキ」。奄美出身者を中心に根強い支持があり、かご市でも年中お買い求めいただいています。

真夏のランキングでは6位にランクイン。

夏場の栄養補給として、さらに観光情報等で「ミキ」を知った観光客にもご利用いただき、一年で一番ミキが売れる月となっています。

観光客の方には、お試ししやすい200mlサイズが人気。

3:県内各地の夏果実「パッションフルーツ」が人気!
かご市のパッションフルーツは3つの離島から。✔甑島 ✔徳之島 ✔奄美大島

かご市では季節のフルーツも販売していますが、夏場の人気はパッションフルーツ。

真夏の売行ランキングでも5位にランクイン。

パッションフルーツは、「甑島・徳之島・奄美大島」の3つの離島から天文館に集まる、言わば夏の離島の味。

独特の甘い香りにつられ店頭で足を止める、ファンが多いフルーツです。

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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑫暑い夏を乗り切る唐辛子系調味料

かごしま特産品研究所では、梅雨も明け夏本番の到来を前に、鹿児島の特産品のうち、唐辛子がピリリと効いた「辛みが特長」の唐辛子使用の調味料について調査しました。

夏をトップピークとして、春から秋まで比較的長い期間ご利用いただいていることや、自家利用に加え、お土産・手土産の利用も想定されること等がわかりました。

また、国内生産が少ない唐辛子ではありますが、県内産の唐辛子を使ったもの、唐辛子以外に県内各地の特徴的な食材を利用したものなど、地域色豊かな唐辛子系調味料をご紹介します。

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1:唐辛子の歴史と生産
2:辛み系調味料はお土産・手土産にも利用
3:鹿児島の辛み系調味料の3タイプ
   ~Aラー油系  Bソース系  C振りかける系
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1:唐辛子の歴史と生産

唐辛子は輸入が多く、国内産は希少
「激辛料理」の特集がメディアで組まれるなど、夏になると注目されるのが「唐辛子」。

諸説あるようですが、日本伝来は16世紀後半、江戸歴史年表『武江年表』には1605年頃唐辛子伝来した旨が記載されているようです※1。1625年(寛永二年)、初代からしや中島徳右衛門が、漢方薬にヒントを得た七色唐辛子を江戸の両国薬研堀にて販売を開始しており、これが今に続く「やげん堀」の創業です※2。

唐辛子は調べてみると9割以上が輸入で国内生産はごくわずかのよう。国産唐辛子を使うものは、かなり限定的と言ってよいようです。

鹿児島県での唐辛子生産量は7トンで全国シェアの2%(下図1)。県内産地の1つが鹿屋市花岡地区で栽培される「花岡胡椒」で、鹿児島県の伝統野菜にも登録されています。一時は生産が途絶えていたものを、保存していた種子から再び栽培を始めたもので、「花岡胡椒研究会」さんで栽培・加工製造に取り組まれています。
※1『日本の食文化史年表』吉川弘文館、※2やげん堀HPより。

2:辛み系調味料はお土産・手土産にも利用

購入は4~11月、暑い8月を中心に
ゴールデンウイーク・秋の観光シーズン


唐辛子系調味料はいつ買われているのか。コロナ禍の影響がない2019年1~12月のかご市販売データから調べたものが上図2です。
※2019年1~12月の平均売上/月を100として、各月の売上指数推移を示したもの

8月のトップピークに加え4月・11月にもピークがあり、夏を中心に春から秋まで比較的長い期間にわたり購入されていることがわかります。一方で冬場はかなり売行きが低調です。

夏季ニーズに加え、4月・8月・11月は観光需要・手土産需要も多い時期であり、辛味調味料が「もらうと嬉しい」手ごろなお土産や手土産として重宝されている姿が思い浮かびます。

3:鹿児島の辛み系調味料の3タイプ
~鹿児島特産品市場・かご市取り扱い商品より

A:ラー油系

唐辛子と各種シーズニングで「こく旨」タイプや、超辛唐辛子使用のラー油も!

2009年8月に桃屋から発売された「辛そうで辛くない少し辛いラー油」に始まるラー油ブームは、すっかり定着していると見え、かご市でも特色あるラー油が販売されています。

❶:前述の花岡胡椒を使ったラー油でピーナッツも入った具沢山タイプのこく旨ラー油。

❷❸:❸は❷より辛味が強いタイプ。唐辛子の一種でハバネロより辛いとされるジェロキア使用。

❹:タカエビの焼エビ使用の、海老の香りと旨みが特長のこく旨タイプ。水揚げがある阿久根で製造。

B:ソース系

炒飯やパスタ、野菜炒め、餃子のタレなど料理に使いやすいソースタイプ

一般の調味料ソースでもレギュラータイプに加えて「辛いタイプ」が発売されるケースが増えていますが、鹿児島でも辛みソースが作られています。

❺:花岡胡椒のソースタイプ。ラー油より辛味が際立つ。

❻:福山町の黒酢屋さんが作った、食べるタイプの黒酢タレ(調味料)にも「激辛」タイプ。山椒も入っており、ほんのりシビレ感もアクセント。他にちょい辛もあります。

❼:口から火を噴くパッケージの唐辛子ソース。パスタ、ピザ、揚げ物、焼そば、炒飯にかけて。

C:振りかける系

パパっと振りかけて使うタイプは、料理のアクセント、味変に

この3点は唐辛子がいずれも県内産のもの。喜界島や霧島の会社で作られています。

❽島みかんタバスコ:喜界島産花良治みかんと喜界島産青唐辛子で作ったタバスコ。さわやかな辛さが特長。

❾島きびすタバスコ:喜界島産きび酢と喜界島産赤唐辛子で作ったタバスコ。コクのある辛さが特長。

❿霧島一味:鹿児島県産唐辛子で作られた一味。

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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑪6/28は貿易の日、海外でも愛される鹿児島の特産品

かごしま特産品研究所では、6月28日の貿易の日に合わせ、鹿児島の特産品のうち、地元鹿児島や県外のみならず、海外へも輸出されている商品について事例調査を行いました。

※貿易の日:1859年、江戸幕府が横濱・長崎・函館の3港でアメリカなど5か国と自由貿易を始めた事に由来。

鹿児島の特産品が現地の方々や在住の日本の方々に利用されていること、現地で定着するために工夫する事業者の取り組み事例がわかりました。

コロナ禍3年目、インバウンド再開や夏休みの海外旅行が話題となる昨今ですが、コロナ禍においても継続して輸出され、鹿児島の味を伝えていた鹿児島の特産品をレポートします。

===トピックス===========================
1:ミルク香がヨーロッパで好まれる「種子島茶」
2:現地食文化に合わせた提案で「麦みそ」が海外へ
3:その他、海外でも販売される鹿児島特産品
 ●即売会がきっかけで「のり佃煮」が台湾へ
 ●アメリカの日系スーパーで「田舎みそ」

1:ミルク香がヨーロッパで好まれる種子島茶

種子島松寿園『希少種子島茶 松寿』
(西之表市古田1101、代表:松下栄一さん)

▶ドイツ・フランスで愛される種子島茶
温暖な気候を生かした「日本一早い新茶の里」として知られる種子島でお茶づくりを行う種子島松寿園さんのお茶は、ドイツやフランスなどヨーロッパで販売されています。

それは代表銘柄であり品種登録もされている『松寿(しょうじゅ)』。商社を通じて業務用大袋で出荷した茶葉が現地でパッケージに詰められ、「Sunday Natural」や「PALAIS DES THES」などの店舗・ネットショップで販売されています。

▶選ばれる理由は「独特の香り」に有り!
数ある日本茶の中から選ばれている理由を松下代表に伺うと「バイヤーさんたちからは、『松寿はミルク香(バニラ香・果実香)がする』など香りを高く評価いただいている」とのこと。

▶日本茶としてパリでも高評価
Japanese TEA Selection PARIS 2021-2022では、煎茶普通蒸し部門で銅賞も受賞した『松寿』は、その高い品質と独特の香りで海を越えて楽しまれています。

▶商品名に「松寿・種子島・松下san」も
その「松寿=SHOJU」の名は、地名・種子島とともに
Sunday Naturalでの取り扱いでは
 ▶HASHIRI SHINCHA TANEGASHIMA SHOJU
PALAIS DES THESでの取り扱いでは
 ▶MATSUSHITA-SAN’S SHOJU OF TANEGASHIMA ISLAND
と商品名にしっかりとうたわれています。

2:現地食文化に合わせた提案で麦みそが海外へ

㈲はつゆき屋『鹿児島の麦みそ』
(日置市伊集院町下谷口2155 専務取締役:窪田雄治さん)

▶アメリカ・香港・台湾・フランスで愛される麦みそ
少子化や核家族化に対応して平成28年に開発した少量タイプ「鹿児島の麦みそ(カップ入)」を海外向け商談会で紹介、すぐに香港の会社から連絡があり輸出が始まりました。今では台湾、アメリカ、フランスなど輸出先は拡大しています。

▶なぜはつゆき屋の麦みそが海外で選ばれるのか?
①麹が多く甘くおいしい(やさしい味)
②添加物や化学調味料を使っていない(麦・大豆・塩のみ)
③健康を気遣い減塩のトレンドがあった(塩分控えめ)
④米味噌が多い中で麦みそは珍しい(味噌全体の1割)

▶現地を知ることで食文化と融合
ポリシーを窪田専務に伺うと「現地に行って現地を知ること」。食文化や食材が異なるため、具材には現地の野菜を提案したり、家庭用レシピも現地の言語で作成して、現地の食文化と麦みその融合を図っています。

香港の試食販売でお客様の反応が悪かったため、店舗スタッフに試食してもらいました。「味が濃い。薄めが好まれる」という意見を取り入れ、翌日から味噌を減らした薄味レシピに変更したら反応が良くなった!という出来事もあったそうです。

▶みそは世界に通用する調味料、再び海外フェア
「フランスでは、チーズ・オレンジピール(皮)・みそを合わせてワインのつまみにした利用者もいる」そうで、ヘルシー志向の中で海外でも発酵食品に注目が集まる中、「みそは世界に通用する調味料になっている」とは窪田専務。

コロナ禍でも定番売場への輸出は続いていましたが、店頭フェアは開催されませんでした。フェアが復活したら再び現地に行き、店頭で鹿児島の麦みそを広めてくれるに違いありません

3:その他、海外でも販売される鹿児島特産品

●即売会がきっかけでのり佃煮が台湾へ

㈱島興『のり佃煮(あおさのり)』
(薩摩川内市港町360-28)

▶思いがけない連絡が台湾から
商品自体は、20年以上前から鹿児島や県外で販売されていたものですが、台湾での即売会があった時に販売しました。

その即売会でこの商品を目にした台湾のバイヤーから、しばらくして会社に連絡が入り、2017年7月から販売開始となりました。

▶輸出商品はまったく同じ商品
商品自体は中身もパッケージも日本で販売しているものとまったく同じものを輸出しています。その商品に現地で表示シールが貼られ、店頭に並びます。

▶どんな所で販売されていますか?
質の良いものだけを集めた台湾の高質スーパーで販売されています。通年販売されており、そのため年3~4回台湾に向けて出荷。台湾の方も、台湾在住の日本人の方も買ってくださっているようです。

●アメリカの日系スーパーで田舎みそ

キンコー醤油㈱『田舎みそ』
(鹿児島市南栄3丁目13番地)

▶鹿児島での商談がきっかけでアメリカへ
アメリカでキンコー醤油さんの田舎みそが販売されています。日系スーパーが来鹿した時、鹿児島の貿易会社から紹介してもらったことがきっかけとなりました。

▶商品のこだわりは「国産原料」
九州産の麦、国産大豆を使用し、国産原料にこだわり麦麹の割合を高めた甘口の田舎麦みそです。

▶どんな場所で販売されていますか?
10年前から、アメリカでチェーン展開している日系スーパー(日本食を品揃えしたスーパー)で販売しています。

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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑩コロナ禍でも動くお土産はバラ菓子~観光客にも地元客にも

かごしま特産品研究所では、コロナ禍3回目となる今年のゴールデンウイークに向け「お土産菓子のバラ売り」に注目した調査・分析を行いました。

見えてきたのは、コロナ禍の観光需要減でお土産用箱菓子が苦戦する中、「地元客のコロナ対応ニーズ」を獲得しているバラ売り菓子の姿でした。

数年前から各地の土産物売場で有名土産物のバラ売り・少量パック商品が増え始めていましたが、天文館のかご市でもバラ売り商品の取り扱いは増えており、バラ売りから見える土産系商品の動向をレポートします。

1:コロナ禍で5割減のお土産箱菓子と微増のバラ売り

コロナ禍の観光客減少で箱菓子は売上半減したものの
微増しているのがバラ売り菓子。

コロナ禍となり、箱菓子は売上が半減(54%)。一方、バラ売り菓子はコロナ禍で観光客利用が減少したものの、地元客利用が増えて+9%と微増、その後も増加傾向にあります。
※かご市販売実績より

2:なぜ減らない?「バラ売り菓子は誰が買う?」

かご市支配人兼、かごしま特産品研究所・山崎所長にインタビュー。
バラ売り菓子のお客様とニーズは5タイプで、
コロナ禍での地元客の利用増がバラ売り菓子増加の要因と考えられます。

3:バラ売り菓子の新顔紹介~2021年かご市ニューフェイス

左:さつま揚げ製造の技と原料をいかした海山の風味ゆたかなおせんべい

薩摩海山煎餅
・えびしっぽ(鹿児島県産タカエビ)
・きびなごあおさ(鹿児島県産キビナゴとアオサ)
・ばじるごま(鹿児島県産バジルにチーズとゴマ)
・ぴーなっつ(鹿児島県産ピーナッツ)
・うにとのり(阿久根産ムラサキウニと海苔)
・うめとしそ(阿久根のしそと梅肉)

「煎餅で楽しむ薩摩の海山の幸」をコンセプトとしたおせんべい。長年のさつまあげ製造で培った技術、石臼製法で作った魚のすり身と調味料をブレンドしてしあげたほんのり甘めの特製のヘルシーな生地と、鹿児島の海と山の幸を合わせて自社で焼き上げた逸品。6種類それぞれカラフルなパッケージに風味が違うおせんべいが1枚入っています。

右:鹿児島伝統のいこもちが食べやすい一口サイズで新登場

薩摩いこ餅

いこ餅は、鹿児島で江戸時代から親しまれてきた、しっかり煎った米粉を練り上げた香ばしい餅菓子。鹿児島の郷土菓子として親しまれてきました。かるかんのような四角いサイズが多い中、ひと口サイズで食べやすくしたのがこの「薩摩いこ餅」。1袋には、米粉を深入りした黒が3つ、浅煎りの白が3つ、合計6個のひと口サイズいこ餅が入っています。

資料:かご市のバラ売り菓子ご紹介

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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑨特産品にみるSDGs ~ローカルの取り組み、キーワードは「地域内連携&循環」

3月17日は「みんな(3)で17のゴール実現」の意を込めて一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録設定された「みんなで考えるSDGsの日」。

そこでかごしま特産品市場「かご市」取り扱いの商品に関連するSDGsへの取り組みを調査した結果を紹介します。

見えてきたキーワードは「地域内の連携と循環」。1社単独ではなく、地域のつながりの中で、知恵を出し廃棄削減や資源活用を行い、そこから新商品開発や移住促進につなげる事例など、ローカルならではの姿が見えてきました。

1:移住者の視点を生かしたフードロス削減

NPO法人トカラ・インターフェイス(事務局:鹿児島市泉町13−13 十島村役場旧館)

青果で出荷できない島バナナを商品化した『島バナナコンフィチュール』

2011年に宝島に移住したトカラタカラ本名一竹さんが、キズ物・サイズ外などの理由で島外に出荷できず、畑に放置されていた島バナナに着目し開発した商品。その商品性は高く評価され
●2012鹿児島県新特産品コンクール観光連盟賞受賞
●むらおこし特産品コンテスト2018全国商工会連合会会長賞受賞
●観光庁主催”究極のお土産124選“選出
することとなりました。

移住者の新しい視点がフードロスを削減し
島の仕事と地域の魅力を生み出すトカラの好循環

かご市に十島村の特産品をご紹介いただく窓口であるNPO法人トカラ・インターフェイスさんは、島バナナコンフィチュールなど十島村の特産品販売促進や移住促進などに取り組んでいらっしゃいます。

このNPOで十島産特産品の販売促進を行うのも、移住者の生活基盤づくり支援のため。「移住者から見ると何もかも新鮮でアイデアが沸き、新しい視点で島の特産品を生み出してくれる」と仰っており、移住者=地域資源=フードロス削減=特産品が良い形で結びついている好事例です。

2:産業廃棄物を有機肥料化する取り組み

りんかけ堂(西之表市鴨女町 86)

離島の製糖工場と農家が共同する地域内循環

りんかけ堂さんは創業70余年(1950年創業)となる種子島の菓子製造メーカーです。代表銘柄「衛星りんかけ」がよく知られていますが、そのりんかけに使用する黒糖も自社で製造されています。

りんかけ堂さんの黒糖は、伝統的製造方法の基準等に適合した特産品に与えられる「ふるさと認証食品」認証もうけています。

ご存じの通り黒糖はサトウキビから作られます。サトウキビを絞った後の「バガス」と呼ばれる絞りカスを、りんかけ堂さんでは農家さんに提供しています。

搾りカス→堆肥→良質な土壌→サトウキビ

農家さんではバガスに牛糞などを加え発酵させ、良質な堆肥=有機肥料を製造、それをサトウキビや安納芋の畑に使い、土壌を活性化。糖分があり良質な堆肥になり土壌づくりに役立っているとのこと。

この産業廃棄物である「サトウキビの絞りカスをサトウキビの土壌づくりに生かす」という地域循環の取り組みを、りんかけ堂さんが地元農家さんと20年前から続けています。

※この他、種子島ではこの絞りカスから紙漉きを行い、卒業証書として生徒に授与する取り組み(西之表市安納小学校)も行われています。
※一般的にバガスは燃料、飼料、建材・衣類原料等に再利用されています。

3:産業廃棄物削減、焼酎もろみからビスケット

西酒造(日置市吹上町与倉4970-17)

本の焼酎製造から2本分の焼酎かす

焼酎の元とも言える「もろみ」を蒸留した後には焼酎カスが発生します。その量、容量で焼酎の2倍という多さ。西酒造さんでは県や大学とのプロジェクトで、この焼酎カスの有効活用に取り組んだことがあります。

もろみファイバーからビスケットを自社製造

その結果生まれたのが焼酎もろみのビスケット「ちび棒」です。
蒸留する前の焼酎もろみを固形物と液体に分け、その液体は蒸留して焼酎に、固形物=もろみファイバーをビスケットに利用したというもの。もろみファイバーは生のさつまいもに比べ食物繊維が7倍、他ミネラルなども豊富に含まれています。

西酒造さんが自社製造するこの「ちび棒」、どこか懐かしい味、サクサク・ポリポリと軽い触感のスティック状ビスケットです。

この他、西酒造さんでは焼酎カスを飼料として提供するなど、廃棄物を出さない工夫にトータルで取り組んでいます。

4:その他の取り組み

※かご市納入事業者対象アンケート回答結果より(2021.10実施)

●かごしま特産品研究所について
鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。
①特産品のトレンドや利用方法の調査・研究
②特産品の特長や購入者の調査・研究
③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究
所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:鳥丸亮(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

●本件のお問合わせ先
かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
HPから:スタジオK問い合わせ窓口より
お電話で:099-203-0477
※月~金9:00~18:00

かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑧海苔・あおさ活用メニュー~節分の恵方巻・海苔の日・あおさ新物と2月は「海苔月間」 を発表しました

2月=海苔月間!…は言い過ぎ!?ではない。
のりの話題が続く2月のレポートです。

2月6日「海苔の日」は全国海苔貝類漁業協同組合連合会が定めた記念日ではありますが、それ以外にも2月を海苔月間と呼びたくなる理由があります。

①2月は鹿児島の特産品でもある「あおさ」の新物も店頭に並び始め。
②2月3日の節分で恵方巻の板海苔の残りをどうしようと気になる時期。
③さらにお歳暮でいただいた海苔佃煮の残りも気になる頃・・・。
と、とかく家庭内の海苔商品在庫が増えるのが2月です。

そこで海苔の消費動向や県内での生産状況、海苔・あおさ活用メニューをレポートします。

1:海苔の消費は増加中!

干しのりは簡単調理の名脇役!?
○海苔・あおさ等のなかで干しのりの消費動向を家計消費で調べると、この5年間、増加傾向です。

○最新データの2020年では年間3103円。

〇「干しのり」の定義としては、缶入・瓶入含む「焼のり、味付のり、青のり、もみのり、粉のり」であり、生のり、お茶漬けのりは含みません。

○調理不要でそのまま食べられること、海苔弁やたこ焼きやお好み焼きなど家庭内でのホットプレート調理など、自宅で簡単に食べたいというニーズに合致した使われているのではないかと推測します。

2:鹿児島の海苔・あおさ養殖

全国的に希少なアサクサノリ養殖は出水市+長島町で!
○いわゆる「海苔」の原料としては、養殖のアサクサノリやスサビノリという海藻が使われています。

○流通する多くの海苔はスサビノリで作られていますが、鹿児島では全国的にも希少とされるアサクサノリを養殖している点が特徴です。

○アサクサノリのほうがスサビノリより養殖が難しいため希少種となっていますが、柔らかく旨みや甘みが強いと熱心なファンがいるのは、アサクサノリ。

○県全体では8つの養殖業者(経営体)があります。

あおさ養殖に取り組むのは102養殖業者
○ヒトエグサと呼ばれる海藻から作られているのが「あおさ」です。

○鹿児島県では、鹿児島市・指宿市・姶良市・霧島市という錦江湾沿い、長島町、天城町で養殖されおり、102養殖業者で取り組まれています。

3:使いきれない海苔・あおさ・海苔佃煮、レスキューメニュー

恵方巻の板海苔が残っちゃった。

新物のあおさ買った!お味噌汁以外は何に使えるの?

歳暮でいただいた海苔の佃煮、ごはんのおともだけ

鹿児島が誇る海苔やあおさ、そして海苔佃煮を飽きずに楽しく食べられるおすすめメニューをご紹介します。

【海苔ピザ】
①ピザ台に海苔佃煮を塗る。②その上に、たまねぎスライス・ピザ用チーズ・一口大にカットした海苔をのせる。③トースターでチーズに焼き目がつくまで焼く。
♪海苔もチーズもたっぷりめが美味。たまねぎスライスのしゃき感がアクセント。

【海苔チーズ】
①板海苔を4つに切る。②スライスチーズと交互に重ねる。③海苔とチーズが張り付くまでなじませてから一口大にカット。
♪海苔とチーズの間に、わさび醤油・塩・ごま油などを塗るとお酒に合う味に。

【海苔アボカド】
①アボカドの皮と種をとり一口大にカット。②海苔は手で一口大にカット。③ボウルに①②を入れ塩または醤油、ごま・ごま油で味付けし和える。
♪アボカドのねっとり感と海苔の香ばしさが好相性。

【バター海苔パン】
①バゲットや食パンの上に厚めにバターを塗る。②その上に海苔佃煮を乗せトースター等で焼く。♪バターの塩気と佃煮の甘さの「甘じょっぱ」味。
♪バターは厚め、しっかり目にのほうが美味しい。

【豚しゃぶあおさ和え】
①しゃぶしゃぶ葉豚肉をカットしさっと茹で水気を切る。②あおさひと片を水でもどす。③ボウルに①と絞った②を入れ醤油で味付けしごま油を回しかける。
♪豚肉以外では、鳥のささみ、もも肉などを割いて使ってもOK。

4:鹿児島の海苔・あおさ商品いろいろ

●かごしま特産品研究所について

鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。

 ①特産品のトレンドや利用方法の調査・研究
 ②特産品の特長や購入者の調査・研究
 ③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究

所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:鳥丸亮(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

●本件のお問合わせ先

かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑦大寒の日1/20は甘酒の日免疫力アップに発酵飲料[かごしま甘酒] を発表しました

サクサク食べる! 米麹と水だけ! 火入れしてない生!
個性さまざま、かごしまの地甘酒

一年じゅうで最も寒さの厳しい15日間といわれる「大寒」は二十四節気のひとつ。今年の大寒の日は1月20日で、大寒の日は「甘酒の日」でもあります。

豊富なアミノ酸やビタミン類から「食べる点滴」として2017年大ブームになった甘酒ですが、発酵食品ブームにのり、美容や健康の観点から、拡大した市場は免疫力アップの面でも支持され、ほぼそのまま継続されているようです。

かご市では鹿児島県内で製造された各種甘酒商品を取りそろえており、特に冬場は売れ行き好調な時期となっています。

0:かごしま甘酒レポート 目次

1:歴史に見る甘酒~鹿児島の行事にも欠かせない甘酒
2:甘酒トピックス
3:メイドイン鹿児島の甘酒
4:好みの甘酒の見つけ方

1:歴史に見る甘酒~鹿児島の行事にも欠かせない甘酒

甘酒の歴史を調べると、『日本の食文化史年表』(吉川弘文館)に

717年(養老元年)12.22美濃、立春の明け方に当耆郡(たぎぐん)の醴泉(れいせん)をくみ、醴酒(あまざけ)用に京都に貢進するよう命じられる~『続日本紀』
※当耆郡:岐阜県美濃国にあった郡   ※醴:さけ、あまざけ、うまい水、あまい水の意

と古くから飲用されていた記録が多く残っています。近代では今も東京の神田明神前で営業を続ける甘酒屋「天野屋」について下記の記載があります。

1846年(弘化3年)江戸神田明神前にて、甘酒屋天野屋開業

江戸時代には甘酒が一般化し飲用に加えて料理やまんじゅうにも活用されるなど用途が広がっていきました。江戸時代初期までは夏場の栄養摂取飲料(夏バテ防止)という用い方がメインだったものが、江戸中期になると主に冬場に売られるようになり、年中用いられるようになりました。

「甘酒は、豊作祝いのほぜ祭りにつきもので…」
「高隈では旧九月九日に秋祭りをする。この日どりは地域により異なる。甘酒や赤飯をたくさんつくり、豊かな収穫に感謝して仏様や神様に供える」

という記述が『聞き書 鹿児島の食事』(農山漁村文化協会)に見られ、ここ鹿児島においても暮らしに密接な飲み物だったことがわかります。

2:甘酒トピックス

1)発酵商品としての甘酒
発酵食品というと「納豆・味噌・ヨーグルト」等を思い浮かべる人が多いのですが、実は甘酒も発酵食品。腸の調子を整える「腸活」として甘酒を召し上がる方も多いようです。

2)米麹甘酒と酒粕甘酒
甘酒の原料には大きく「米麹」と「酒粕」の2種類があります。
米麹甘酒:ノンアルコール・砂糖不使用
→米麹等にお湯を加え麹菌の働きが活発になる60度前後を保つことで、米のデンプンが分解されブドウ糖やオリゴ糖となり、それが自然な甘みとなります。
酒粕甘酒:アルコールが残る、甘みを加える
→日本酒の搾りかす酒粕を水で割り甘みをつけて作るので独特の深いコクと香りがあります。

3)飲む点滴と言われるのは米麹甘酒
2017年の甘酒ブームのときには「飲む点滴」と呼ばれ、年配者の栄養摂取にも適するとされた甘酒は米麹甘酒です。酒粕甘酒が苦手な人も米麹甘酒は好きな人もあり、まずは一度お試しください。飲まず嫌いから脱出できるはず!?

4)調味料としての甘酒
自然な甘さや発酵食品という点が評価され、自然派の調味料として使う人も増えているようです。甘酒を使うと自然な甘みと同時にとろみも加わるので、煮物にするとタレがとろっと馴染んだり、肉や魚を漬け込むと柔らかく仕上がる、スイーツの砂糖代わりなる点がその理由のようです。

3:メイドイン鹿児島の「かごしま甘酒」

鹿児島でも甘酒は作られており、ローカルブランドの甘酒として親しまれています。かご市でも毎週のように購入される方もあり根強い人気を実感。1000年以上前からある甘酒ですが、2017年のブームで再度光があたり、今はすっかり定着している様子がうかがえます。全国的にも各地の食品製造メーカー、味噌・日本酒・焼酎メーカーがローカルブランドの甘酒を作っています。

4:好みの甘酒の見つけ方

○注目ポイント1:米粒感

【米粒感有り】①あまざけ、②猩々農園がつくったあまざけ
【米粒感無し】④家族の甘酒、⑤生甘酒

同じ甘酒でも米粒感が商品により異なります。
米粒感が好きな方は①②、
米粒感が無いほうをお好みの方は④⑤がおすすめになります。
→④はさらさら、⑤は米粒感はないながらクリームポテトのようにどろっとしています。

○注目ポイント2:作り手

同じドリンクタイプの②「猩々農園が作ったあまざけ」と⑤「家族の甘酒」ですが、
②猩々農園:米農家
④西酒造:焼酎メーカー
とそれぞれベースとなる事業が異なります。だからなのか、甘酒もその特徴が反映され、②猩々農園の甘酒はもち米の米粒感が少し残り米のうまさが感じられ、④西酒造の家族の甘酒は米麹と水だけで作られており麹の香りが際立つドリンクになっています。

○注目ポイント3:携帯しやすさ

【携帯しやすい・毎日定量1本】②猩々農園がつくったあまざけ、③食べる甘酒さつまの雪、④家族の甘酒
【家利用に適・甘味料として料理にも】①あま酒(はつゆき屋)、⑤生甘酒

2017年の甘酒ブーム以降、発酵食品への注目もあって甘酒を飲用する人は増えており、市場規模もブーム以前の数倍と言われています。

その結果、家だけでなく仕事場でも甘酒を飲む人、毎日1本健康のため飲む人も増えてきました。少量パックの飲み切りサイズは日々の健康習慣に取り入れやすく、最近増えている形態です。

使い方によって商品パッケージの形状やストレート/濃縮を選んでください。

●かごしま特産品研究所について

鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。

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 ②特産品の特長や購入者の調査・研究
 ③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究

所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:鳥丸亮(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K)
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

●本件のお問合わせ先

かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
HPから:スタジオK問い合わせ窓口より
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かごしま特産品研究所

特産品研究レポート⑥鹿児島特産品ランキング2021@かご市を発表しました

キーワードは「代わり消費」&「うち食消費」、県外発送は3割増

2021年も残すところ数週間となりました。そこで、かごしま特産品市場「かご市」の今年の売れ筋上位ランキングを発表いたします。

ランキングのベスト20に入る商品は、左地図のように離島を含めた鹿児島県全域で作られており、県内各地の味が楽しまれていることがわかります。

またコロナ禍ならではの影響も見られ、今年の県内特産品事情がわかる結果となりました。

2年ぶりの帰省をされる方、また遠くに住む方への送りものをされる方の、お土産選びのヒントにしていただけたら幸いです。

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

0:かご市の年間ランキングレポート目次

1:2021年かご市人気特産品ベスト20
2:売行ランキングから見る今年のトレンド
・マスクは下火(前年より7割減)
・外食が減った結果軒並みアップしたもの
・お店に行く代わりにご当地袋ラーメン
・ベスト10入り新商品は2商品
・調味料が販売増、家庭での調理にこだわり
・県外の人への発送が3割増、送る特産品

1:2021年かご市年間ベスト20

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

2:売行ランキングから見る今年のキーワード

鹿児島特産品年間ランキング@かご市/

【Topics1】大島紬マスクは下火(前年より7割減)

ランキング19位:紬マスク

・2020年はコロナ禍により品不足となったマスクですが今年度は品不足も解消し、大島紬マスクを欲しがるこだわり派の人にも行き渡った結果7割減。
・現在はそのリピーターの方たちに定着してお買い求めいただいている状況です。

【Topics2】外食が減った結果、家庭の食事向け商品が軒並みアップ

鹿児島特産品ランキング@かご市

ランキング2位:ラ・エスプリ生ドレッシング
ランキング11位:赤鶏さつまハラミ炭火焼
ランキング13位:焼豚スライス
ランキング18位:サラミ風蒲鉾チーズ魚っち

・ドレッシングや炭火焼き、焼豚、洋風蒲鉾など、家での食事に関わるものが売上を伸ばしています。
・特にランキング11位赤鶏さつまハラミ炭火焼はコロナ前の22倍と大幅増、居酒屋の人気メニュー「鶏の炭火焼き」ですが外食が難しい時期には食べられないと、家飲み需要が後押ししたと思われます。
・また帰省できない人への仕送り便でも、外出できない時期の簡便な家庭内食として利用いただきました。

【Topics3】お店に行く代わりに自宅で楽しむご当地袋ラーメン

ランキング6位:鹿児島ラーメン豚とろ(コロナ前の対前々年+7%)
ランキング12位:ざぼんラーメン(同+22%)
ランキング14位:ラーメン小金太(同+9%)

・地元人気ラーメン店の生中華麺タイプの袋ラーメンがコロナ前よりも販売好調で推移しています。
・袋ラーメンは地元の人はもとより観光客にも人気のお土産アイテムです。
・観光客数が減っているにも関わらず売れ行き好調なのは地元鹿児島の方がラーメン店に行く代わりに家庭で利用するとともに、県外に住む人に送っていることが背景にあります。
・ご当地袋ラーメンはジャンル全体で見ても、コロナ前の2019年より25%の販売増です。

【Topics4】ベスト10入り新商品は2商品は「身近な場所で買いたい」

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

ランキング4位:加治木まんじゅう(5個入)
ランキング7位:両棒餅

・2商品とも2021年2月に販売開始。
・鹿児島の人に愛される2品ですが、磯や加治木に行かなくても買える利便性とリピーターが多いその美味しさからいきなりベスト10入りしました。
・コロナ禍で外出が控え気味だったこと、家庭にいる時間が長かったことも売れ行き好調の理由です。

【Topics5】調味料が販売増、家庭での調理にもこだわりが。

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

・コロナ禍で家庭内調理が増え、県内で生産されるこだわりの調味料の売行きが好調です。
・観光客による購入比率が高い醤油・酢はマイナスですが他調味料は軒並みプラス。
・外食減で家庭での調理に変化をつけたり、こだわりある調味料を使おうとする傾向が読み取れます。

【Topics6】県外への発送が3割増、送る特産品

鹿児島特産品年間ランキング@かご市

・かご市では店舗からそのまま宅配便で発送可能、その利用状況が今年2021年3割増となっています。
・帰省が減った年明けから、コロナ禍も2年目となり、遠くに住む人と直接会う代わりに、特産品に心を込めて発送されているようです。

3:かごしま特産品研究所について

鹿児島県商工会連合会が運営する店舗「かご市」で、県内特産品を深く知り”おいしく楽しく”盛り上げる調査・研究・発信を行うチーム。

 ①特産品のトレンドや利用方法の調査・研究
 ②特産品の特長や購入者の調査・研究
 ③特産品が生み出される背景・製造者の調査・研究

所長:山崎道夫(かごしま特産品市場・かご市支配人)
主席研究員:鳥丸亮(鹿児島県商工会連合会)
研究員:中島秋津子(株式会社STUDIO K
研究員:縄田倫靖(NAWAGATE株式会社)

4:本件のお問合わせ先

かごしま特産品市場「かご市」、及び同研究所に関わるお問い合わせは下記にて承ります。 
研究員 中島秋津子(スタジオK内)
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